社員インタビュー①
土木部ICT推進室/平成27年既卒入社
レーザー測量機器やドローンなど、最新の技術を駆使して工事の進行を強力にサポートするのがICT推進室。そこで働き3年目の彼は、学生時代は電気技術を学び、一度は現在とまったく畑違いの仕事に就いたといいます。土木に関する知識ゼロからの入社でしたが、近年は土木技術の進歩も速く、誰も使ったことのない技術や機器を使うことも多いため、まっさらの状態からのスタートが逆に強みになることさえあります。入社してこれまでに感じた会社の印象や、ベテラン技術者の経験と最新技術を結びつける仕事の面白さなどを聞いてみました。
入社前と現在とでは、土木や建設業界に対する見かたは大きく変わりました。この業界については何も知らなかったので、土をスコップで掘るような昔っぽいイメージしか持っていなかったんです。業務にコンピューターが欠かせないことや、測量にレーザースキャナーのような精密機器を使ったり、ドローンを飛ばすなど、入社してから初めて知ることばかりでしたね。あと失礼ですが、もう少し荒っぽい職場じゃないかと勝手に考えていましたが、それは全く違いましたね(笑)。仕事は想像よりずっと緻密ですし、会社全体が働きやすい雰囲気だと思います。
部署の立ち上げ時ということで、未経験の私でもコンピューター関連の知識を生かしたりできるかと思い入社したんです。とにかく、まずはやってみようという感覚でしたから、特に不安になることはありませんでした。先輩社員の皆さんも、暖かく迎えてくれたのも大きいですね。
とはいえ測量は何のためにしているのかなど、最初は仕事の一つ一つの意味すらわかりませんでしたから、室長はじめベテランの先輩方の知識や経験を教えてもらいながら覚えました。そういった指導のおかげで、今こうして仕事ができているのだと思います。
3年の経験で機材やソフトウェアの使い方など一通りの仕事は覚えましたが、まだまだ身につけなければならないことが多いので、今後は特に現場の経験を積み重ねて行きたいです。図面を見るだけで現場や完成図がイメージできるなど、先輩方であれば当たり前のようにやっていますので、私も早くそのようになりたいです。
最新の技術を使いながら働ける喜びや楽しさがあることですね。これは最初にしていた想像とは全く違うものでした。もう一つは作るもののスケール感というか、よく「地図に残る仕事」と言うような建設の仕事ならではのやりがいも大きいですね。現場へ測量に行ったときの話ですが、高速道路ができる前の地面に立って眺めると、向こうの方には途中まで道ができているんです。そこで「あの道がこの場所につながるんだな」と思う、そういった経験は他ではなかなかできないのではないでしょうか。