社員インタビュー③
土木部/平成27年新卒入社
土木部は、道路など大型の構造物が設計通りに完成するよう工事を管理し、現場や周囲の安全を守りながら各種専門業者の手配や指示を行うことが主な業務。現場では事務所の所長をリーダーに、数名のチームで仕事に当たっています。
工業高校の土木系学科を卒業し入社して4年目。現場の中での動きを覚え、段々と戦力として頼りにされるようになってきたところ。現在の配属先である高規格道路建設現場で話を聞きました。
実は高校に進学した頃は、この業界に対してそれほど興味があったわけではないんです。学校の現場見学で、新幹線の建設現場を見に行き「すごいな」と思ってから建設系の就職を考えるようになりました。私の父親は鉄筋などの建設資材を運ぶドライバーなのですが、他にも親戚が土木に関わる仕事をしている人がいて、そういったところからこの会社の雰囲気などを聞いて就職しようと決めました。
父と同じ場所で仕事をしたいなと思ったからです。同じ土地の同じ業界で働いて、いつか現場で会うことがあったらいいなと考えて地元での就職を決めました。このあいだ現場で会ったので、早々と夢が叶いましたね。私は実家に住んでいるのですが、その日、家に帰っても父は何も言わずいつも通りだったんですけどね。でもなんとなく父も嬉しかったんじゃないかなと思います。
いま担当している主な仕事は、図面と現場を照らし合わせながら、設計通りになるよう測量して印を付けていったり、進捗ごとに細かく写真を撮って記録することです。土木工事の作業というのは、そのほとんどが完成すると埋もれて見えなくなってしまうんです。たとえ見えなくても、一つ一つの工程の積み重ねでできているので、品質の管理と記録が重要なんです。
車が好きなので、ドライブや車いじりをしたり、同じ趣味の友人と集まったりすることが多いですね。仕事も趣味も充実していますよ。
所長は「同じ現場は一つとしてなく、何年やっても初めてのケースはある」と言いますが、僕がわからないことがあって質問をしても、その都度冷静に判断して指示を出し、教えてくれます。自分が将来そういった上の立場になったときに、同じように判断ができるようになりたいと思っています。
作っている物の規模の大きさにわくわくするような感じがあって、仕事は楽しいです。今いる現場も、最初はうっそうとした森だったのが整地され、少しずつ構造物ができていく過程を目の当たりにできるというのが面白いところですね。
それからこの仕事は、街を便利にするなど、地元をよりよくできるものだと思います。いつか結婚して子どもが生まれ、その子に「この道路はお父さんが作ったんだよ!」なんて言ってみたいですよね。